北海道ツー⑤

5日目(網走→知床)141.4km 7357円

 

疲れてたのか全然目が覚めず出発は09時になった。朝市に寄ったけど朝食っぽい感じはなくて網走監獄に向かう。現在や明治時代での監獄の様子とか色々見ごたえがある。伝書鳩を飛ばしてる様子の模型とか、おいしい漬物をたくさん作ってたとか、ガイドさんがツアー客に昭和の脱獄王の話をしてるのを盗み聞きしたり結構勉強になった。あと、びっくりしたんが、刑務所ができた当時は、受刑者の向上心で地元の人も心打たれたとか、除雪をしてくれたとか、地元からはとても喜ばれたそう。そして楽しみにしてた、囚人さん(の模型)と一緒に食べるお昼ごはん。もちろんサンマの塩焼き定食!昼時より少し早く、広い食堂にポツンと1人だったし、食堂といっても館内観光の通路の一部なので、通る人がいて恥ずかしかった。サンマは脂が乗っててふわふわでむっちゃおいしかった。骨も綺麗に取れるし、言葉通り骨と頭だけ。おばちゃんに「あら綺麗に食べてくれて」って喜ばれた。入館料とお土産代、昼食代で5000円との散財。

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その後、ツーリングの写真のデータが溜まってきたし、ネカフェでUSBに入れなおす。これがまた迷って迷って仕方なかった。網走って結構都会やった。

 R345で斜里に向かう。道の駅で休憩したりでなかなか進まず、ようやくまとまって走れて宇登呂へ。オシンコシンノ滝に行ったけど、落石で近付けへんかったという。しかたなく宇登呂のセイコーマートで夕食のジンギスカンと野菜ミックスをまた購入。ここからキャンプ場までは遠いし、ビール買ってもぬるくなると思って断念。知床峠を走る。峠では大阪から来たサイドカー付きのハーレー乗り老夫婦に話しかけられる。そっちは雨降ってた?とか、どんくらいで一周するん?とか。峠を快調に飛ばしてたら、振動が伝わったんだろうけど、車載デジカメがおかしくなった。道端にはシカが何匹もいたけど逃げずこっちを見ている。

 羅臼のキャンプ場に到着。熊が出るという話のキャンプ場なんだけど、鹿が優雅に草食べてたりキツネがおったり。キャンパーがキツネに干物を取られたみたいで、管理人が「あーーー!」って威嚇してた。夕食のお米を研いでたら、おっちゃんが話しかけてきて「今からご飯か?(はいそうです)何すんの?(炒め物です)野菜ないんちゃうか?(ありますよ)ほーなら手伝うことないか」てちょっと寂しそうに言って「あ、アルコールないやろ!!」てちょっと復活して、ちょうど買ってなかったし、冷えた発泡酒をもらえた。キャンプって素晴らしい。

フロは無料の露天風呂が併設されている。地元の漁師さん達がいて、会長と呼ばれているそうなおじさんに「最近の若いもんはケツの洗い方を知らん」て何故か僕が怒られる。会長が出ていくと、若めの漁師さんたちが、「熱ないか?」ってホースから水入れてくれた。なんて優しい。そして昨日と同じように、ジンギスカンと野菜の炒め物&もらったビールでウマー!!と頂いて、23時ごろ就寝。

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